飼い主の欲目ではないのですが、うちの犬は非常にIQが高いと思う。
何故かと言うと、非常に歩くのがうまいのです。多分犬IQで言ったら、180は行くんじゃないかなあ。

胴輪(ハーネス)に伸縮リードをつけてジョッギングしていますが、私達の歩調と丁度良く合わせて歩いてくれるのです。犬は通り道にある植木や、塀の匂いを嗅ぐ習性がありますが、もちろんそれをしながら歩調を合わせられるのです。犬を飼ったことの無い人には、これが当然に思えるかもしれませんが、いままで7匹の犬を飼った経験から見ると、これは犬として最高の能力です。

お手や、お座り、回れ、ジャンプ等の芸は犬の知能にはさほど関係ないと思う。犬はちゃんとご褒美をやりながら仕込むと大抵の芸を覚えるものです。うちの7匹の犬達も芸は一通り習得できました。

ところが歩く事になると、知能の差が極端に出るんですね。伸縮リードのたるみ具合と引っ張り具合で、いつまで、塀の匂いを嗅いでていいのか、どのくらいのたるみがあれば、道草食っていいのか、人間と同じ歩調で歩くというのは、ものすごい自制と感が必要な事なのです。

大抵うちの犬は私達の2メートル先を歩きます。私達年寄はジョッギングのつもりですが、犬にとっては「歩く」スピードです。道端にちょっと気になる匂いがしたら、そこでさっと鼻を持って行きます。私達は当然犬を追い越すわけですが、伸縮リードなので、どんどん距離が広がって行きます。ジョギングしていくうちに、「ああもう紐が限界にくるぞ〜」と思ってちょっと心配すると、紐のテンションを感じていくのでしょうね。ぎりぎりで、犬はこちらに向かって走り始めて、あっという間に私達に追いつきます。私にとってはこのスリル感が何ともいえない楽しいスポーツなのですよ。

これは犬とジョギングでしか味わえない醐醍味といってもよいでしょう。この楽しみを味あわせてくれるのはやはり、賢い犬でなければ出来ません。

ちびと散歩