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栄養たっぷり ケールのふりかけ

波乱万丈の身の上話

去年 初めて訪問した時もあつこさんはお茶を点てて下さいました

深いティールグリーン(青緑)のお茶碗には 小さなくぼみが横にてんてんとあり 私が今まで見たこともない 色も形も違うとても粋なお茶碗でした

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このお茶碗は小樽窯と言う窯元の茶碗なのですよと言われました

私は芸術に無頓着なので九州の陶器しか知りません
帰ってから調べると
北海道最古の歴史を持つ窯元 小樽窯 白勢陶園は明治32年に創業して107年続いたのち 2007年に後継者難で閉窯したと書かれてありました

そして あつこさんのお話が始まりました
まるで宮尾登美子の小説を聞いているような話でしたよ 

白勢は私の父の家で 明治天皇が御幸の際にお泊まりなられたほどの新潟の名家でした

曽祖父は家を継いだものの 名家の坊々にありがちなことで 身上を潰したあと 未開発の北海道で一旗あげようと北海道に渡り 窯を作り小樽窯を始めたのです

曽祖父のあとは祖父が引き継ぎ その長男の伯父が引き継ぎましたが 第二次世界大戦に出征してしまいました

長く留守にしている間に 私達が満州から引き上げてきました

伯父の安否がわからない間に 次男の私の父が窯を守り 新しいものを作り出したりしていました

ところが伯父が思いがけなく復員してきたのです

次男であった私の父は追い出されてしまいました



あつこさんのお話は続きます

その伯父には子ができなかったので 養子をもらいましたが 才能がなく 伯父は私の弟に目を付けました

弟は品行方正 学術優等 大学院を出て 当時日立研究所に就職していました
弟も 研究で鎬を削る職場よりも 静かに物を作ることを好むタイプだったので 伯父の誘いに乗りました
釜を追い出された父には報告し難く 小樽に発つ前の日に父に話しました

自分が追い出された家に 自慢の息子を取られた父の心境を思って とても辛かったです

北海道新聞の一面に弟がろくろを回している写真が大きく載って 東工大出の陶工誕生 小樽窯の後継者 白勢伸二さんと紹介されました

そして小樽窯はとても有名になり 昭和天皇のお目にも留まり 2回もお買い上げいただいたほどでした 



小樽窯 白勢陶園のホームページにはあつこさんの弟さんである 4代目・伸二氏が後を継ぎ 個人事業から会社組織へと発展させたと書かれてあります

ところが三代目の伯父様が亡くなられた後 また後継者問題が起こり 今度は弟さんが追い出されることになったのです

お父様が追い出されて 今度は何年もかけて大きな業績をあげた弟さんが追い出された・・・

お話が長くなるので 続きは明日にしますね

あつこさんはとても気さくで 気取ったところがなくて楽天家です
ご家族が数々の困難を乗り越えてこられたことが 今のあつこさんにつながっているのでしょうね
 
続きがとても興味深いので明日又続きを載せますね

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